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佐野を発信することは、自らを発信すること



ナカダインテック株式会社 代表取締役
http://www.nakada-intec.com/index.htm
中田裕久(なかだひろひさ)
明治36年創業の老舗で腕のよい職人さんを育てつつ内装インテリアを主な業務として幅広い分野で展開中。近年ではREUSE(リユース)事業部を作りエコロジーな家作りにも取り組む。街づくりでは、佐野青年会議所理事長、栃木ブロック協議会会長、栃木県NPO協会会長等を歴任している。


人物紹介!
お久しぶりです、有限会社ipocketの林弘之と申します。本日は急なアポイントですみませんが、よろしくお願いいたします。
中田社長 ナカダインテック株式会社の中田裕久です。本日はよろしくお願いいたします。
中田さんとは僕が25歳からの出会いになりまして、もう11年になります。中田さんは、佐野青年会議所理事長、栃木ブロック協議会会長、栃木県NPO協会会長を勤められまして、地域の街づくりや経済活性化に取り組んできた第一人者としてお話を聞かせいただきたく思います。
中田社長 まちづくりは、ひとづくりといいますね。まちづくりを通して自らを磨き、家庭や地域、企業の質を高めることに繋がります。それが、まち全体の活性化を生み出す源となるのでしょうね。
そうですよね。観光立志を佐野市でも宣言されましたが、それについてはいかがでしょうか?
中田社長 観光立市もまちづくりであり、ひとづくりでしょうね。いくら良いものがあっても、お迎えする心がなければ観光は成り立ちません。お迎えする心があるから、良い知恵も生まれるのでしょうね。 佐野ブランドを構築し、ロゴやキャラクターを作成することになっていますが、まさに知恵と心の結集になって欲しいと思います。
佐野ブランドのロゴ制作は良いですね、確立すれば地元の方は喜ぶと思いますし、自分のお店にもロゴをつけたいとがんばる企業さんが増えるのではないでしょうか?
中田社長 しかし、一番気をつけなくてはならないのは、物にブランドロゴをつけて終わってしまうのではなく、つけたからには発信をしていかなくてはならないということ。ブランドがつけられたから満足していては何もうまれませんね。発信する、そこの戦略のマーケティングが難しい。
確かに情報発信というマーケティング大変です。予算もかかりますし。
中田社長 佐野市は沢山良いところもありますが、発信活動が旗をふって終わってしまうこともあるので、もっとあからさまに自治体が一緒に宣伝をしていかなくてはなりません。市によっても違いはありますが、市議長や自治体のトップレベルの人たちが東京の会社に一緒になって売り込む。この業者のものを自治体が推薦して売り込む。ブランドだけはなく、自治体と一丸となって表に出さないといけませんね。そのくらいやらないと地方の生産物などなかなか表に出ていきません。佐野市の市民は地道な努力が持ち味で、文句ひとつ言わずコツコツやる人が多い。「じゃあ、一度試してみてください!」と言うだけではなく、もう一歩踏み込むセールスが必要ですね。
佐野市の観光もやはりセールスが重要ですね! 当社のサイトも頑張らなくてはならないところです。
大切なのは税収を納め、雇用を確保すること!
中田社長 観光で人に来てもらうようにすることに対して、佐野市の人は外からの人を嫌がる節もある。佐野市は保守的で警戒心も強い。自治体はパイプが沢山あるので、その間に入ってあげて、内外の人を結びつけていただけるとありがたいですね。
民間企業側はどのように活動していったらよいと思いますか?
中田社長 民間にもできることはたくさんありますね。手段はいずれにしても、佐野を発信させることが自らの企業を発信することに繋がるはずです。業界や団体でも観光やブランド応援団を構築するのも良いかもしれませんね。まちの活性化によって多くの元気を得ることを民間は知っているのです。
若者を認めることが重要
なるほど分かりやすいです。
中田社長 観光を含めた、まちづくりで重要なのは若者ですね。最近、この若者に元気が感じられないことがあります。小粒なったと嘆く声もありますが、バイタリティや独創性の羽をももぎられた感じ。もっと失敗を恐れず挑戦してほしいと思うこともあります。
耳が痛いです。
中田社長 原因のひとつに、社会の先輩が頭を押さえてしまうことがありますね。 バイタリティや独創性に不安を感じ、思い切った変革を嫌い、今までの風習を守ろうとします。そこに思い切った変革を打ち出せば、実行する前に制されるわけです。若者は文句を言われてしまうような気がしてしまう。それが長く続くと、羽が縮んでしまう。観光や佐野ブランドといった取組を進めるならば、まず、若者の羽を闊達するような土壌とすることですね。失敗をしたら先輩も一緒に責任のとれる信頼のまちでなければならないでしょう。若者を認めることが重要なのかもしれませんね。
最後に佐野市の中小企業様にメッセージをお願いします。
中田社長 次世代に夢や希望のもてるまちを贈るために共にがんばりましょう。
中田社長、本日はありがとうございました。



  感想
佐野青年会議所の先輩である中田さん。僕は、佐野青年会議所を辞めてしまっていますが、今も色々な部分でサポートしていただいている大事な先輩です。今回も急なアポにもかかわらず取材に応じてくれていました。話も事前打ち合わせもなく、的確な話が聞けて「佐野市に中田裕久あり!!!」という部分を久しぶりに体感できました。